時代。 ~富良野駅前~
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- 2019/08/23(Fri) 18:05 -
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Background Song
* Daughtry "No Surprise" * Andy Grammer "Don't Give Up On Me" (From "Five Feet Apart" Film) * Danny Gokey "I Will Not Say Goodbye" * Sheryl Crow ft. Sting "Always On Your Side" (duet Sting ver.) ▸ Sheryl Crow, Solo (Original audio ver.) 2004年か頃から富良野駅前が本格的に再開発へ向かっていると聞いていた・・ 活性化の為、高速道を富良野に引っ張ってくるとか、電柱も管理の為ではなく景観を重視して地下に埋めるとか・・ 富良野生まれ富良野育ちの人も移住組の人も意見は様々の様だった・・。 紗礼さんと生き別れてから2005年春までの間、幾度か行っていたが、駅前の景観にそれほど変化は感じられなかった・・ ・・が、2005年 夏、家族との車旅2002年夏の時を"追う(戻るのではなく)"旅で改めて立ち寄ってみると そこには大きく変化してゆく情景が視界に飛び込んできた・・ 小さな駅前が確かに再開発へと足を踏み入れているのが確認できた・・。 カメラを構え駅前を取っていると旅館の方や土産店の方が声を掛けてきた・・ みなさん、同じ言葉、「一杯写真に撮って残して下さい」 と・・・。 とーたん自身最後となった2005年に実際に見た情景にも色々と感ずるものはあったけれど それからも春と夏になると、とーたんはよくネット検索する、そして何処のお店が閉店したとか・・ グーグル アースやストリートビューを時系列画像で見てみたり・・ それからの時代の流れをネットでの画像確認をする度に悲しみや寂しさよりも他の感情が溢れてきます・・。 (高速富良野道は去年から部分的に開通しだしている様ですが、一方旭川十勝道路の完成への2路線存続は難しいとも聞きます・・。) 富良野は冬はスキーヤー、夏はミツバチ族、チャリダー、とほダーといった旅人の定番だった・・ (とは言っても旅人系は基本テント泊やビンボー(切り詰め)旅が多いので観光収入では微々たるもの、 しかし口コミ効果は絶大であり、また農業や漁業が盛んな町では季節労働者としての確保にも一役買っていた。*ヌシは別。) かといって観光収入面で頼ってきた知名度を一番に大きく拡げたTVドラマ"北の国から"ファンの観光客は確実に減ってきている・・、 韓流ドラマファンも果たして今後どれだけ続くのか、外部出資であるプリンスや北の国からが繋ぎとめるにも限界がある・・。 富良野は(も)アイヌ民の地から始まり入植者によって築き上げられ、 更に知名度からの移住者も多い地区でもあるからこそ原点は何処にあるのか・・ ニセコ(特に倶知安ヒラフ地区)エリアの様なひと昔前のスキーブームが落ちてゴーストタウン化しようとしていたのにもかかわらず、 (実際、とーたんが1999年にニセコへ立ち寄った時はまだゴーストタウンから抜け出しておらず土地も二束三文だった・・。) その地道さと自然が名もないオーストラリア人と奥さん(日本人)の二組が個々に立ち上げたアウトドア(アドベンチャー)ツアーショップの地道なチラシ配りが、 口コミから口コミへと広まった事が切っ掛けに現在の国外から投資される集落にまで築き上げてきたのは有名なはなしだが・・、 その中には、暮らす人の考えを最優先とした文化(ルール)から来る人、そして行政が動くという歴史が保たれていた事とよく耳にする・・。 (2001年だったか、東京で暮らすとーたんの手元にもこのご夫婦と直接会った訳ではないが、ちいさなチラシを100か200枚程預かった事がある・・) ただし、今ではオーストラリアからアジアマネーの爆買いへと繋がり、規制が効かず止まらないリゾート開発が原因(土地転がし)で 地価の高騰が続き・・ 結果、この土地の歴史である文化(ルール)が崩され、それらを守ってきた古くから暮らす人たちが暮らせなくなったと土地を離れていく話しや 純粋に雪(スキー)が好きで文化・ルールを引き継ぎながら細々とロッジ、ペンション経営していた移住組でさえも 出ていくという話しもよく耳にするのも、これもまた危険な状況なのですが。。。 (この日記を書いている時に思いだしたが、'80年代後半だったかニセコへ移住された方が経営される宿(晩朝飯付き1泊4-5千円!)に泊った晩、集落の民宿では"あるある"話しだが、オーナーからのまるで"椀こ蕎麦"の様に注いで来る酒のもてなしに、厳しく酒の飲み方を躾られてきたとーたんがしこたま飲まされリバースしてしまうという失態を不覚にも経験させた宿(これも安宿文化? 笑)も、今はどう検索しても引っかからなくなってしまった。。。) 今の富良野は暮らしてきた人たち、来る人たちが築き上げてきた町の姿ではなく、 行政が全てを他からの借金や資本、人のカネに頼り切って胡坐を組んでいるもの、 富良野が富良野である以前からの歴史ある土地を自らの力で生かし成す希望ではないととーたんは思う・・・。 通りすがりの観光客だって集落の人柄やその人たちの地道さに僅かでもおカネを落としていきたい・・という気持ちになるもの・・ 行政の先走りで借金を抱えてまで発進し期待する前に、暮らす人と来る人が何を求めているかに耳を傾けて欲しいと願う・・。 |
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